ブラック魔王の番外編4:ガウディ2009/04/12

GAUDI,二川幸夫,A.D.A.EDITA Tokyo GAトラベラー008
その昔、大学も卒業かというころ建築探偵により建築に興味をもちだした頃、「アール・ヌーボーの世界」(海野弘、中公文庫)という本を読み、大変感銘を受け、アール・ヌーボーとは単なる美術ムーブメントではなく生活の美とはなにかと大変勉強になったのだが、この本の最後にアール・ヌーボーの到達点としてなんと、ガウディの建築、家具がその最終到達点であると述べていたのであった。写真は、サグラダフィミリア教会の階段である。巻貝をイメージするように設計されているそうである。アール・ヌーボーは自然あるものを生活の美的空間にとりいれるもで、自然に在るものというのはほとんどが曲線であり、建築に曲線を取り入れることで美しい空間が生まれると。海の底に居るようなイメージがわいてくるガウディの建築空間に非常に魅力を感じたが、まだこのときには、自分の家と関係あるかどうかなど微塵も思わなかったのでした。

ブラック魔王の番外編:建築探偵2009/04/06

家を建てようと思ったとき、もう1つ忘れていたことがあったのです。それは、その昔建築探偵なるものが東京とその周辺に出没し埋もれかけていた不思議な建築物の秘密を暴いていたのでした。(建築探偵術入門/東京建築探偵団著/文春文庫)いまから20年以上前にその本を何気なく手にしたときの驚きといったらありませんでした。その中には、当時住んでいた家の近くにあった不思議な塔が水道塔であることがのっており(右上)、また、当時日頃自分が良く行った神田神保町近くに東洋キネマ(右下)なる不思議な建築物があることが、この本にのっており、すぐに見に行って、実物に大変感動したことを思い出しました。でも、初めは、この建築探偵と自分の家と何か関係があるとは思ってもいませんでした。住宅と建築は何か違う物と思っていました。

ブラック魔王の番外編2:屋根裏部屋2009/04/04

星の時計のLiddell3 内田善美 集英社
前回、夢見る家という話をしましたが、家が夢を見るならふさわしい場所があると思うわけで、それはやはり、屋根裏部屋でしかないでしょう。この絵は主人公が夢見た家を見つけたときに真っ先に行った屋根裏部屋です。(星の時計のLiddell3)
夜、屋根裏部屋で一人「夢見るように眠りたい」・・・
家を建てるとなって、屋根裏部屋欲しいですね。自分の好きな物を並べてその中に囲まれるようにして、そして、天井が屋根の傾斜そのままで、部屋の中に斜めの線が在る。自分の家に居ながらにして、ちょっと日常から離れられる気がします。

ブラック魔王の番外編1:こんな家を考えていました。2009/03/21

星の時計のLiddell 第3巻 内田善美 集英社
どんな家を作りたいかと考えた時に、自分にとっての家というものの最初のイメージが”夢をみる家”でした。これは「星の時計のLiddell」(内田善美、集英社、1986年)の主人公の夢に出てくる家、そして、その家がみる夢にその主人公が現れるというもの。その家は、アメリカ19世紀のビクトリアンハウス。でも、やっと手に入れた土地は狭く、残りの予算ではとてもそんな物は無理だったのでありました。それにケンケンはお茶が趣味で、洋館に茶室というのもどうか・・・・これから長い紆余曲折が始まるのでありました。