その2:不動産行脚はじまる‥2009/03/01

地元の不動産屋さんを数件訪ねるがこれといった物件もなく。 たまたま、駅の近くの不動産屋の張り広告を物色していると、、「中にもいろいろあるから見ていったら~」と、店のおじさんが出てきました。
ちょうどノドも乾いていたし‥、ちょっと一服でもしていくか‥。
これも何かの縁? その後、この“ひょうひょうとした”おっちゃんのペースに乗せられ、色々物件を見て回ることに。
でも、すっご~い山の上とか、長~い階段を登ったとことか、朽ち果てた家とか、、、、
私達の予算だとこんな所しかないの?!
「俺、こんな坂道を毎日通うのイヤだ!」「駅から遠すぎ!」「日当たりが悪い」のなんのとケンケンがごねていると、、
『贅沢言うんじゃねぇ!!』とブラック魔王のパンチが飛んでくるのでありました。
つづく‥

その3:ここ、ここ、ここが臭うのだ。2009/03/06

真夏の暑い日差しの中、汗だくになりながら物件を周り、も~クタクタ。。 になった頃。  
「最後に1つ良い物件があるんですけど‥ちょっと高いんですよね~ でも見ていきますか?」
と、そらきた!不動産屋の手口だ。(笑)
駅近、日当たり抜群、駐車場あり、などなど申し分の無い物件。
ただひとつ問題は『値段が高い!!』
さんざんひどい(失礼)物件を見せられて、最後に良いのを見せるというのはよく聞く話。  だまされてはいけないのだ。
と思いつつも、ケンケンの鼻はプンプン臭うのでした。
しかし、ブラック魔王は「高いからダメ!ちょっとは自分の財布を考えろ!」と、ケンモホロロ。。。
チッッ、いつもそうなんだから‥

初めて訪れた時は写真の様に背丈以上の草がボウボウ。全様もよくわからなかったのですが、犬の血が騒いだのでありました。

その4:「値段がね~‥」攻撃を仕掛ける2009/03/08

草刈りをしたということで、また例の土地を見に行くことに。
前回は草で何がなんだか分からない状態でしたが、、 綺麗に草刈りがされると‥、敷地の奥はこんな風に大きな岩が。
この辺りの岩盤が露出していいるらしく、まぁ崩れることはないとか。
ほんとかな~?? と思いつつも、岩の上の竹やぶなんかもいい趣きだし、ますますココが気に入りました。
となると、残るは『価格』だけ。
その後、他にいい客がいなかったのか、ある意味不動産屋さんも゛鼻゛が良かったのか、忘れた頃に「ど~ですか~」と電話がかかってくる。
その度に「とっても気に入ったけど、価格がね~‥」「もうちょっと安かったらね~」vs『あそこは場所がいいですからね~』
こんなやり取りを数か月。
そんなにいい所なら即売れてるでしょうに。。
何かあるんじゃない?
一世一代の大きな買い物だけに、なかなか覚悟が決まらない。
“清水の舞台”からブラック魔王の背中をチョイっと押すのはやっぱケンケンの役目ですかね?!(T_T)/~~~

その5:そろそろ覚悟を決めてもらいましょうかね~2009/03/13

暑かった夏が過ぎそろそろ秋も終わろうかという頃、
不動産屋のおっちゃんから「もしかして安くなるかも‥」と、またお誘いの電話が。 売主側に値引き交渉してくれるらしい。 「いくらなら買います?」と言われても、安ければ安いほど‥いいに決まってるじゃん。

ということで、こちらから提示した金額で売主に交渉してもらった結果、
“年内に”決めてくれるなら‥(って、よく聞くセリフですよね。)という条件付きで即OKが。 えっ、何か簡単に決まっちゃったよ~。 キツネにつままれたみたい。 「もっと値切ればよかったかな‥」

写真は土地を上から見下ろした風景。 
ここから飛び降りた感じ↗?「清水」よりはだいぶ低かったみたい。 
よかったねブラック魔王さん! シッシッシー(笑)

その6:師走を駆け抜ける。2009/03/14

ということで、あれよあれよと言う間に話が運び。 12月のせわしない中、めでたく“ご契約”となったのでありました。

契約時の裏話:
この土地がなかなか売れなかったのは、みなローン審査が通らなかったとか。。。 ブラック魔王が名刺を出した瞬間、「あ~、そうなんですか。じゃ大丈夫です」って何が大丈夫なんだ? やっぱローンが通るかあやしいと思われてたんですね。 この業界、不動産業界では大変優良な職種らしいですよ! 同職種のみなさん。

だから「早く名刺を出せ」って言っただろ~ブラック魔王。

人は見かけで判断しちゃ~いけませんよね~
いつも見かけで損をしているケンケンは世の中こんなものかとシミジミ思うのでありました。(^_^;) 犬は犬でもただの犬ではないのだ(笑)

駅前には、この“ハト”のマークでおなじみのお店があります。

その7:お引越しまであと1年2009/03/20

“家”は今年の10月末に完成予定ですが、お引越しは来年のちょうど今頃(3月末)、息子の小学校の卒業式が終わってからということに決まっています。
ちょうど1年。
いよいよ工事も始まります。(工事が始まるまでにいろいろ問題があるんですけどね‥。)
工事が始まったら実況もまじえてお届けしますので、よろしくお願いしま~す。
ヽ(^。^)ノシッシッシー

ブラック魔王の番外編1:こんな家を考えていました。2009/03/21

星の時計のLiddell 第3巻 内田善美 集英社
どんな家を作りたいかと考えた時に、自分にとっての家というものの最初のイメージが”夢をみる家”でした。これは「星の時計のLiddell」(内田善美、集英社、1986年)の主人公の夢に出てくる家、そして、その家がみる夢にその主人公が現れるというもの。その家は、アメリカ19世紀のビクトリアンハウス。でも、やっと手に入れた土地は狭く、残りの予算ではとてもそんな物は無理だったのでありました。それにケンケンはお茶が趣味で、洋館に茶室というのもどうか・・・・これから長い紆余曲折が始まるのでありました。